熟年離婚と年金
離婚するときには慰謝料や養育費などお金に関する問題と切り離して考えることは決してできないと思います。
特に20代や30代のような働き盛りの人が離婚する場合は離婚しても仕事を探して働くことはまだまだ可能ですが、熟年離婚のようにある程度年齢が高齢になっている人が離婚する場合は仕事を探すこと自体難しいと思いますので慰謝料はなるべく多目にもらっておきたいと思うと思います。
昔は年金の問題があり離婚を踏みとどまってしまうケースも多く見られましたが、今は年金の分割制度と言うのが導入されたことも受けて離婚を考えているケースが増えてきていると思います。
しかし、この制度があるからと言って安心して離婚をしないようにしてください。分割された年金の金額と言うのは個人差がありますが年間50~60万円ほどが主流だと言われていますので生活は決して楽なことはないと思います。
この金額だけで生活していくと言うのは本当に大変なことだと思いますが、ちょっと前まではこの金額さえも手に入れることができなかったのですから大きく変わっていると言ってもいいと思います。
ですから分与される年金に頼らずに生活をしていけるよう離婚後の生活設計を充分にすることが大切になってくると思います。
そのためには分割の手続きをきちんとしておき、少なくても年金がきちんともらえるようにしないと年金をもらい損ねる結果になってしまう可能性がありますので注意しましょう。